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人差指の使い方で 線が生きる 字が生きる

字を習う 字の練習をする
この時 字形を気にするのは当たり前なのですが 
視写が難しいことは 以前この中で書きました
模写しても 写し書きしても 意外とうまくいかない
大脳の無意識という 私たちが意識していない 意識 知覚の働きは それこそ 意外と強い
とりあえず お習字の多少のテクニック というものに 指の働きというものがある と思います
というわけで
指の置き方 働き その2
毛筆と硬筆の接点 その2みたいな
縦に書く時の 区切りの意識(うーんこれじゃわからない)

指の置き方 働き その2

毛筆の指使いは 硬筆でもほぼ同じです 多分
人差指 親指の働き 
特に 人差指の働きは重要です
縦画を引くのは 人差指の働きですが
縦画は 文字の縦の並び 章 (というような気がする)が 縦に見えるようにするとき重要です
日本語は縦に書くのが基本です 今は横に書くことが多いですが
日本語 漢字は ほぼ 左上から始まって 右下で終わる
だから 文字を縦に書くとき 右に流れて(章が)くるのが当たり前なのです
行(章)が 左に流れるのは 力が入りすぎて 縦画を右上から左下に書くからです
縦画を人差指で ビシッとまっすぐ(右下に流れるのはよいです)書くよう気を付けて
横画は 親指を働かせて 
筆 ペン の側面に親指をおきますが この位置を変えなければ 横画はそろいます
縦画がビシッと 横画が右上がりに揃ってくると 字は(文面は)きれいに見えます

指をそろえて 力を抜いて

およそ 字の練習を始める方の 難しいなあ と思うことは 指の力を抜く ということです
前にも書いたかと思うけど 物を持つ競技 テニス 卓球 剣道でも 弓道 柔道でさえ
物を持つとき ラケット 竹刀 弓 相手の襟・袖 どれでもどれだけ力を抜いて持つか が 大事です
書道でも 筆 ペンでも ぎゅっと持つ・握りがちですが これがいかんのです
だいたい 筆を持つとき ぎゅっと力が入ると 5本の指は グー になったみたいに 丸くなります
この丸まった形だと 親指 人差指 中指の働きができなくなります
今あげたいろいろな競技 書道でも 力を抜くってことは とても大事です でも難しい
陸上で 走るときも力を抜くそうですね これは僕にとって とても難しかった

毛筆 硬筆の接点

硬筆で書くのは ほぼ漢字かな交じり つまり 今の文面で
毛筆の場合 漢字か仮名 だろう と思う
毛筆で漢字かな交じり つまり 現代詩文を書こうとしたのは
金子鷗亭先生や 小字数 一字・二字書きを勧めた 手島右卿先生 松井如流先生 
日本の現代書の巨人です
それが 今でもなかなか難儀で 広がっているのか 作品として評価されいるのか 不明かなあ
というのも この先生方は とってもすごいんだけど 
坑迫先生は すごいと思う
本題に戻って
漢字の用筆と 仮名の用筆は 基本的に 違う気がする 気がしてました
なんか 最近 あまり違わないんじゃないか と思い始めてきたけど
漢字は ある程度だけど 筆の一面を使いたがる
仮名は 筆の全面を使う
漢字にしても 筆の全面を使うけど ちょっと違う気がする
時代にもよるし 古典にもよる
ただ 漢字かな交じりを書くとき 
漢字なのか 仮名なのか どちらに力点があるのか
この違いで 作風が変わっている気がする
金子先生なら 隷書を基盤にして かな交じりを書き上げているみたいだし
坑迫先生は王羲之を基盤にしているんじゃないかな
どの先生も仮名には精通していらっしゃるし 関戸本が主流だと思う
だから 仮名文字が多い 今の言葉 詩文を書こうと思ったら
やっぱり 仮名 関戸本 を 一応学んでおくのが 案外近道かもしれない
ただ 毛筆なら 筆のばねを生かして 書くけど
硬筆に ばね Σ(・ω・ノ)ノ! という気はする
ところが 硬筆のきれいな作品には 抑揚がきれいに出ていて 
こりゃ まねできない と いつも思う
それもさておき
指の話
どちらも 人差指の使い方 働きが とっても大切だと思う
特に硬筆は 起筆で 人差指を使って トンと筆圧をかけることが 大事
そのあと 力を緩めて ペンを運ぶ
この一連の動きで 抑揚のある 美しい線になる
この抑揚を出したとき 実は 下敷きが  ものすごく大事
これは 結構 試してみた
毛氈の上に 用紙を一枚か二枚 敷いて書くとよい
毛氈だけで書くといいけど だいたい 紙に穴が開くから やめた方がいい
硬筆用下敷き ってあって ずっとこれを使っていたけど なんか違うなあ とおもって 今はこれ
硬筆と毛筆の接点
指の使い方は ほぼ 同じ
字形のつくりは やはり 古典を学んで その上で 硬筆に生かして
実は 下敷きが大切
こんなところです

縦に書く時の 区切り❔ わからないじゃない(#^ω^)

およそ 字を書く際 一画一画 一字出来上がり
これで一息つくんだけど
実は 字を書くとき 大切なのは この一息つくところ なんです
まず 一画一画 ビシッとひくってのは たぶん 違います
一画と次の一画につながり 気脈が欲しい のですが これは また今度
単純に 二画を続けて書くつもりで 書くとリズムがつきます
次に 一字書き終わる最後のころ 最後の一画でもいいけど そのあたり
ここから 次の一字が始まると思って この二画を続けて書く
これが 縦に書く時の 区切り 
一画 と 一字の 区切りとつながり みたいなものです
字を習おう と 考える方は ほぼ間違いなく まじめ です
だから 字が とても堅い
ガッチガチ に 堅い方が多いです
およそ 驚くのは 絵画の先生 陶芸の先生 字が驚くほど柔らかい
書道の先生って言われている方より よっぽど慣れた字を書かれる先生は多いですよ
書きなれているからかな 
でも 医者の悪筆は多いなあ 文字を書いている数なら負けないだろうに 変なの